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トンボと三菱の色鉛筆(36色)を比較してみた
Created: 2015/1/20 (火) PM 11:39Last updated: 2021/5/9 (日) PM 11:53
イラスト制作に利用される色鉛筆のメーカー大手として、「トンボ鉛筆」と「三菱鉛筆」が有名だ。
今回は中立的な立場から、それぞれのメーカーの低価格帯商品の描き心地を比較してみることにした。
色のバリエーション
まずは、それぞれの色鉛筆メーカーが36色の中に含めている色のバリエーションだ。トンボ
トンボの色鉛筆は、全体的に、微妙に色合いの異なる色が多いような印象を受ける。これは、微妙な色合いの要求される風景画を描く際には役に立つかもしれないが、逆にいえば、似かよった無駄な色が多いということでもあるだろう。
三菱
三菱は、似た色は省略されており、その分、「つちいろ」や、「こいあかむらさき」など、たまに必要となる色まできちんと押さえられているため、痒い所に手が届くといった印象を受けた。以上を踏まえると、色のバリエーションでは三菱に軍配が上がるだろう。
発色
発色は、色鉛筆の描き心地を左右する重要な部分といえるだろう。トンボ
トンボは、発色もよく、軸の通りの色が出るため、扱いやすいという印象を受けた。三菱
それに対し、三菱は、軸の色と芯の色に差があるように感じた。例えば、先に述べた「つちいろ」は、軸の色よりもかなり黄色がかった芯の色である。
以上を踏まえると、発色ではトンボに軍配が上がる。
芯の硬さ
トンボ
芯はさらさらとした塗り心地で、細部の着色にも適する。塗り重ねても芯が汚れにくいので、初心者向きであるといえる。
三菱
芯は軟らかく、ねっとりとした塗り心地で、濃い色が出る。しっかりとベタ塗りしたい人にはおすすめ。
芯の硬さは、筆者個人的にはトンボが好みだが、これに関しては人によって好みが分かれるので何とも言い難い。
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